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当会で指導している八卦掌(馬貴派、宋派、程派)

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八卦掌には、尹派、程派、宋派、梁派など様々な門派があります。

当ページでは、当会で指導している馬貴派、宋派、程派の八卦掌について紹介しています。

馬貴派八卦掌(李保華老師伝)

馬貴派八卦掌 順勢掌の写真
馬貴派八卦掌 順勢掌

当会で練習している馬貴派八卦掌は、董海川→馬貴→李少庵、劉万川→于志明→李保華 老師と伝ってきた馬貴派八卦掌です。

馬貴の八卦掌は失伝したと伝えられていましたが、馬貴の晩年に身の回りの世話をした李少庵大師や劉万川大師が学びました。

日本へは、李保華老師により、東京、岡山、福岡などで指導されました。

当会へは、李保華老師が2008年から2011年の間に指導に来られ、馬貴派八卦掌の根幹部分を指導して頂きました。

馬貴派八卦掌の特徴

馬派八卦掌の特徴は、まず身体を変える。という明確な発想がある所だと思います。

その上で、技法が明確で多くの単式練習を有している点が挙げられます。

龍形八大母掌を根幹とし、単勾式八法、獅形八掌、熊形八掌など各走圏ごとに八掌の套路が伝わっており、探掌八変や挑打八法、磨身八法、反背捶八法など各技法ごとの八掌も伝わっています。

八卦掌各派の中でも、独特の理論体系と練習システムを持ち、 非常に膨大な練習体系を有している門派と言えると思います。

また88式や128式など他流では見られない套路が伝わっている事も特徴の一つです。

馬貴派八卦掌 李保華老師の写真
馬貴派八卦掌 李保華老師

当会に伝わっている馬貴派八卦掌の練習体系

八卦大刀を演ずる指導員の写真
八卦64大刀

当会に伝わっている馬貴派八卦掌の練習体系は、以下の通りです。

各種走圏(龍形、熊形、鷹形、単勾式、獅形など)

套路

  • 龍形八大母掌(第一段階~二段階)
  • 熊形八掌
  • 単勾式八掌
  • 獅形八掌
  • 鷹形(一部)
  • 八十八式
  • 百二十八式
  • 八卦六十四大刀
  • 補助套路(探掌八変、挑打八法、反背捶八法など)

対練八法など

宋長栄派八卦掌(鄭志鴻老師伝)

宋長栄派八卦掌の走圏の写真
宋長栄派八卦掌の走圏

当門に伝わる宋長栄派八卦掌は、董海川 →宋長栄 →趙錫亭、趙彦栄 →尉剣峰 →張澤民 →鄭志鴻 老師へと伝わったものです。正式名称は、宋派剛柔八大掌と言います。

単換掌と双換掌を母体とし、他に八つの掌法で構成され、合計で十の掌法が伝わってます。

残念ながら各掌法の名称は、 双換掌や順勢掌など代表的なものを除いては、失伝してしまっているようです。

他に宋派八卦掌の套路としては、八卦掌の代表的な兵器である鴛鴦鉞の套路が伝わっています。

宋長栄派八卦掌の特徴

宋派八卦掌の最大の特徴は、他の八卦掌が円の中心方向に目線を向けて走圏を行うのに対し、円周上に目線を向け、三尖相照を維持しながら走圏を行います。

技法はシンプルで一切の虚飾を廃し、実用主体の套路構成になっています。

それ故、一般的な八卦掌と比べると、地味で素朴な印象です。

今後、当会では八卦掌の上級教程にて指導予定です。

鄭志鴻老師の八卦掌の指導について

鄭志鴻老師は、人柄も良く、穏やかな性格でしたが、八卦掌の指導においては妥協を許さず、1年半の間、走圏のみの練習を課せられました。

その後、単換掌のみを半年間習い。双換掌など他の八卦掌の套路を学び始めるまで約2年がかかりました。

当時は、一体いつになったら学び終えるのだろうと不安になりましたが、(特に第八掌はなかなか教えてくれませんでした)、最終的に套路を学び終えるだけで5年近くの月日がかかりました。

その分、印象深く、身体に染み付きましたね。鄭先生に八卦掌を学んだ方は、ほとんどの方がそうだと思います。

宋派八卦掌 鷂子穿林の写真
宋派八卦掌 鷂子穿林

程廷華派八卦掌・老八掌(鄭志鴻老師伝)

鄭志鴻老師の八卦掌の写真
鄭志鴻老師の八卦掌

当門に伝わる程廷華派 老八掌は、董海川 →程廷華 →李文彪 →劉震山 →閻世興 →鄭志鴻 老師と伝わったものです。

 単換掌、双換掌を母体とし、他に八つの掌法(托天掌、白蛇吐信、順勢掌、黒熊反背、大鵬展翅、獅子張口、白蛇纏身、白猿献果)の計十掌で構成されています。

 套路の構成としては、前半四掌が基本技法で構成され、後半四掌は技法というよりは原理を表現しています。

程廷華派八卦掌・老八掌の特徴

その特徴を一言で言えば、飾り気がなく非常に古風な八卦掌という感じです。

私自身も学んでいた時は、シンプル過ぎて逆に難しかったですね。

シンプルがゆえに応用は無限に拡がるといった感じでしょうか。

当会では八卦掌の上級教程として将来的に指導していきたいと思っています。

老八掌を学んでいた頃の思い出

程派の老八掌は、宋派の八大掌を学んで、2~3年後に許可が出て学び始めました。

本当は、同じ宋派の老八掌を学びたかったのですが、色々な理由で許可がおりませんでしたね。(部分的には見せて頂いた事があります)

この頃になると、宋派八卦掌の八大掌や子母鴛鴦鉞(ユエ、八卦掌独特の兵器)も学んでいましたし、何となく八卦掌特有の動きや流れが分かるようになっていたので、わりとスムーズに学べた印象があります。

ただ、途中で鄭先生が半年近く中国に帰国されたので、続きが学べるのかなと不安でしたね。

結局、老八掌は最後まで学ぶ事ができましたが、傳剣秋伝の八大掌を学んでいる途中で、鄭先生が帰国し、64掌や八卦転換刀などは学べませんでした。

もう何年か早く学んでいればとも思いますが、後悔先に立たずです。

学んだものを、今後はどれだけ深めていく事ができるかですね。

鄭志鴻老師の傳剣秋伝八卦掌の写真
鄭志鴻老師の傳剣秋伝八卦掌

当会で指導している八卦掌について

今回は、当会で指導している八卦掌を紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?

実際は、当会の場合は、まず大架式とも言える馬貴派八卦掌を学びながら、八卦掌の根幹的な骨格を作っていきます。

その後、八卦掌独特の技法を学び、更に変化や応用を学んでいきます。

その上で、宋派や程派の八卦掌も学んでいく形ですね。

当会の八卦掌の練習体系について、詳しく知りたい方は、以下のページをご参考下さい。

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