本ページでは、太極拳の基本姿勢、基本功、陳式太極拳の基本功、太極拳の基本の型など、太極拳初心者が学ぶ基礎的な練習方法を抜粋して紹介します。
Contents
伝統太極拳の練習体系とは?
太極拳には大別すると、健康法や表演を目的に近年制定された制定太極拳と、悠久の歴史を経て伝わってきた伝統の太極拳とがあります。
両者の最大の違いは、套路(型)の習得を目的としているのか、あるいは身体の構造を改変する事を目標においているかにあります。
実際には、伝統派を名乗っていても、套路の習得を目的としている門派が多く、一概には言えませんが、伝統太極拳の練習体系の特徴としては、
その門派の核となる基本があり、その基本を応用、発展する形で、套路(型)や技法、武器術といったものが存在しているという事です。
その主たる目的は、内功の養成にあり、人体の構造を最大限に活用し、それを武術として応用発展させたものが伝統拳です。
伝統の中国武術は、套路(型)だけを学んでも意味がなく、どのような理論と練習体系が伝わっているかが一番重要となります。
太極拳の基本練習の特徴
一般的な武道や格闘技の基本は、突きや蹴り、あるいは受け技であったりと、基本的な技から学び始めます。
それに対して伝統の中国武術、特に内家拳と言われる太極拳や八卦掌の場合は、一見すると技とは、まったく無関係な練習から始まります。
具体的には、内面的な骨格を形成する站樁功(たんとうこう)、重心の移動や体軸を養成する歩法、そして内家拳独特の力の出し方を学ぶ基本功などがあります。
太極拳 初心者の練習目的
太極拳の初心者の目標は、站樁にしろ、基本功にしろ、基本技法にしろ、まず正確な外形(フォーム)を覚える事です。
次に、正確な動作を覚えると共に、先生の動きや雰囲気を感じる事。
そのためには、正しく要訣と意念を理解している指導者の指導を受ける必要があります。
その上で、道場だけでなく、自分一人でも練習できるようになる事が目標です。
太極拳 基礎練功法
太極拳の基礎練功法の目的は、武術的な身体を作るための前段階、もしくは強化するための練習方法ですが、当会では準備運動を兼ねて行っています。
一般的なものもあれば、当門独特の内容もあります。
どの功法にも、要訣があり、要訣の要求通りに練習をしていかなければ効果がありません。
基礎練功法で学んだ動作が、後々、基本功や套路(型)に形を変えて出てくるのも当会の特徴です。
太極拳の基本姿勢 站樁(たんとう)
太極拳特有の基本姿勢を身に付けるための練習法として、站樁の稽古があります。
站樁の意味は、杭のように立つ あるいは、杭を立てる という意味です。
言葉通り、所定の姿勢を維持したまま、杭のように立ち続ける練習です。
では、一体何のために站樁を行うのでしょう?
各派で様々な理由がありますが、当会では、まず以下の2点を目的とします。
- 太極拳を行うための基本姿勢を身に付ける段階
- 内面的な骨格のつながりを形成する段階
同時に上記の2点には、密接なつながりがあります。
一つ目は、両足の間の垂直線上に頭がある事。もう一つは、首から足首にかけて緩やかな S字のカーブを描いている事です。
この姿勢は、S字のカーブ(バネ)の上に頭部を載せている状態と言えます。
また、頭という重りが、バネの上に垂直にある事で、このバネには弾性が蓄えられます。
そして、この弾性が太極拳の根源的な力である掤(ポン)勁の源となります。
抗力(重力に抗う力)を源泉とし、太極拳運動の根幹となる力の事。
ゴムの縮もうとする力と、バネの弾もうとする力が共存した状態で、太極拳の全ての運動は、掤勁の状態を維持し、全身を連動して行う。
掤勁の状態を維持するためには、頭部の重さが絶えず、バネの上に垂直に維持されている必要があります。
それゆえ、太極拳では、立身中正、虚領頂勁、二目平視、含胸抜背など、姿勢上の要訣が非常に多く伝わっています。
静止しているようで、静止しておらず、動いているようで動いていない。
そういった站樁の稽古を重ねる事で、太極拳運動に必要な内面的な骨格のつながりが形成されていきます。
また、武術的には、発するための力を蓄えている状態とも言えます。
基礎教程で学ぶ站樁は、無極、抱球(下段と中段)、青龍探爪(中立勢)など初歩的なものですが、それぞれの站樁に習熟し、一定の効果が得られなければ、太極拳特有の動きにはなりませんから、少しずつでも練習を積み重ねていく必要があります。
站樁に関しては、様々な要訣がありますが、一番重要な事は、大きくゆったりとした気持ちで立つ事。
そして、実際に立ち続ける事。習慣化する事です。
立ち続ける事で、内形と外形が一致し、内側の形が外側に表れてきます。
站樁について、より詳しくは、以下のページをご覧下さい。
太極拳の歩法練習
站樁の次の段階では、太極拳の歩法を学びます。歩法とは、歩く方法の事です。
太極拳にとっての歩法とは、重心を伴なった体軸の移動の事を言います。
太極拳の歩法練習には、定位置で行う定歩、移動しながら行う活歩、そしてその場で転身する換歩などがあり、それぞれに前後、左右、斜行などの方向があります。
初心者にとって、最重要な課題は、定歩での歩法練習です。
また定歩の歩法練習にも、站樁の姿勢を維持して行う静功と、次項で紹介する基本功と組み合わせた動功があります。
ここでは、体軸の移動や重心移動をもっとも明確に感じる事ができる 横方向への歩法を紹介します。
このように両足の間のアーチに均等の割合で重心を乗せた状態を双重と言います。
双重の状態では、頭の重さを体全体で支えており、垂直軸はうっすらと体の中心にあります。
この站樁の状態から右足に重心を移してみましょう。
この状態を単重と言い、体全体に分散していた重心が、一本の垂直線上に集約され、地球の中心と釣り合っている状態です。
つまり体が一つにまとまり、一番重く、かつ強度が増した状態とも言えます。
実際に押されてみると分かりますが、双重(二本足)の状態よりも、単重(一本足)の状態のほうが、強度が増しているのが分かると思います。
答えは色々とあると思いますが、一つはこういった練習を行う事で、自分自身の体軸や重心といった感覚的なもの(物質的には存在しないもの)を体得していきます。
この段階では上体は不動ですが、ここに様々な意念や要訣を付け足していく事で、横方向へと力を運ぶ仕組み(内功)自体も形成していく事となります。
歩法練習は伝統太極拳の中軸をなす練習法であり、初心者に限らず、生涯練り続ける必要があります。
歩法についてより詳しくは、以下のページをご覧下さい。
太極拳の基本功
当会の基本功の特徴は、ここまで紹介した【樁功】や【歩法】と三位一体の構成となっています。
站樁で得た武術用の全身骨格、歩法で得た体軸や重心の感覚を基に、中国武術独特の 内功による力の出し方を身に付けていきます。
内功と言うと、神秘的なイメージがしますが、実際の内功は非常に機械的なものです。
初心者は、まず正確な形(フォーム)を覚え、そこに要訣と意念を加え、体を動かす仕組み(内功)を作っていきます。
また、内功により生じる力(勁)は大別すると、以下の二種類があります。
- 根幹の勁(上下、前後、左右、開合など)
- 螺旋勁
根幹の勁は、直勁とも呼ばれ、上下、前後、左右、開合などの方向に直接的に力を発生させます。
それに対し、螺旋勁は、文字通りに螺旋状の力となります。
※ 勁(けい)とは、内功によって生じた力のこと。
基本は定歩で行い、しっかりとした仕組みを作った上で歩法と組み合わせた練習も行います。
樁功(静)、基本功(動)、歩法(動静併せ持つ)を三位一体として学ぶ事で、静中求動、動中求静の習得を目指します。(静中に動を求め、動中にも静を求める)
静止した状態でも、いつでも動く準備が出来ている。動いていても常に站樁の規格(姿勢と状態)が維持されている。
まず、根幹の勁の習得を目的とした基本功を見ていきましょう。
起勢(きせい)
起勢は、套路(型)の最初に出てくる動作で、太極拳の最重要の基本功です。
まず、以下の二つの起勢式を見比べてみて下さい。
左側(スマホの場合は上)は、一般的な起勢、もしくは初心者の起勢です。右側(スマホの場合は下)は内功を稼働させた起勢となります。
同時に再生するなど、何度も見比べてみて下さい。両者の違いは、どこにあるでしょうか?
一般的な起勢のほうは、所謂脱力をして、呼吸と動作を合わせたものです。
それに対して、内功を用いた起勢のほうは、要訣と意念を用いています。
言い換えれば、前者は外見の形(フォーム)、後者は内面的な仕組み(内功)を表現しています。
表演など、人前で行う際は、前者を用い、自己の鍛錬では後者を用います。
また、前者は真似をする事が可能ですが、後者のほうは真似をしても意味がありません。正しい要訣と意念を学び、自分自身の内功を形成する必要があるからです。
伝統の太極拳が独学が不可能な理由は、ここにあります。正しく内功を形成していくには、内功を理解している師の指導が絶対的に必要だからです。
要訣というのは、主に動作上の注意点、意念というのは、抵抗感を用いたイメージと捉えて良いと思います。
起勢の目的は、太極拳の要訣を満たした範囲内での膨張と圧縮を行い、身体をポンプ化(後にピストン化)させ、太極拳運動に必要な圧力を生成させる事にあります。
起勢で上下の内功を練る事により、下方への按勁(押さえる力、圧力)を養成します。
起勢は車で言えば、エンジンにあたる功法であり、起勢で発生させた圧力を、他の基本功や技法へと活用していきます。
青龍探爪(せいりゅうたんそう、双按)
青龍探爪は、起勢で発生させた圧力を前後の力に変換するための基本功です。
青い龍が前方を爪で探るような動作から、青龍探爪の名称がついています。
青龍探爪も動画から見ていきましょう。左(スマホの場合は上)が初心者が学ぶフォームとしての動き、右(スマホの場合は下)が内功を用いた青龍探爪です。
腕自体は、伝達経路(ホース)とし、体内でいかに力を生じさせ、どう前方へと運ぶ かを真剣に真剣に考えていく必要があります。
青龍探爪の外見はシンプルですが、内面では、全身のギアを組み合わせ、非常に複雑な作業を行っています。
やはり単純に動作を真似ても意味はなく、正しい要訣を学び、実際に前方へと力を出せるように、自分自身の内功を構築していく事が重要です。
平歩で正しく力が出せるようになれば、前述した歩法と組み合わせた練習も行います。
無理に体重を押しかけるのではなく、青龍探爪の仕組みを用い、体の中から発生した力を使って、押したり、引いたりしているのが分かると思います。
また、青龍探爪の内功が完成してくれば、内功による瞬発力を発する事ができるようになります。
前方に力を出すという事は、あらゆる武術にとって必要不可欠ですが、他の格闘技や武道と比べると、かなり異質な動きだと思います。
中国武術では、このように両手を同時に使用する練習法が多く見られます。
実際に両手で同時に打つ技法もありますが、根幹的な意味としては、やはり内功の形成を目的としています。
両手で内功による力が出せるようになれば、片手でも力が出せるように練習します。
このように、伝統太極拳の練習体系では、基本の動きが身法や歩法と融合され、技法へと発展していきます。
この段階の基本功としては、他に大鵬展翅(開合)、白猿献果(提勁)、托天掌(身体側面での上下)、十字脚などがあり、いずれも太極拳の根本的な身体を動かす仕組み(内功)を学んでいきます。
内功についての詳細は、【内功について】のページで、解説しています。
陳式太極拳 基本功(螺旋勁らせんけい)
螺旋勁は、体内で発生させた渦巻き状の力の事です。
当派では本来、歩法を用いて練習していきますが、動画や写真での説明は困難なため(外見上の動きではないため)、本項では陳式太極拳の基本功を紹介します。
双纏手 (順纏)
双纏手(そうてんしゅ)は、一般的には纏絲功とも呼ばれ、身体内で発生させた螺旋状の力を、縦回転に変換し、両手へとつなぐ基本功です。
当門での正式な名称は、大纏絲(だいてんし)と言います(ちなみに小纏絲という練習法もあります)
当門での扱いは、纏絲勁(てんしけい)を学ぶ前段階の練習法となります。
後半は、右方向を前方とした前後の立円動作となっています。
この動作は、後述する陳式太極拳の基本技法である 懶扎衣(らんざつい)や六封四閉(ろくふうしへい)、単鞭(たんべん)などの基となる動きです。
双纏手 (逆纏)
後半は、同じく右方向を前方とした前後の意識を用いて行っています。
この動作は、動画の終盤で行っている陳式太極拳の金剛搗碓(こんごうとうたい)や楊式太極拳の下勢→金鶏独立(きんけいどくりつ)の動きの基となっています。
この双纏手の逆纏の動きは、陳式太極剣では、歩法と組み合わせ、以下のような技法となります。
前方へ進む動作を護膝剣、後方へ下がりながら行う技法を倒巻肱と言います。
剣を用いて、金剛搗碓の動きを行っているのが、お分かり頂けるでしょうか?
陳式太極拳の剣術套路である陳式太極剣の基本功や基本技法は、【陳式太極剣の特徴と基本】のページで紹介しています。
雲手と掩手
雲手や掩手は、本来は太極拳の技法にあたりますが、基本功としての意味合いも強いので本項で紹介します。
雲手(うんしゅ)
雲手は、雲の手の名称通り、外見は緩やかですが、本来は多人数を想定し、左右の相手に同時に単鞭を打つ技法(双鞭)です。
基本功としては、前述した螺旋勁を左右の手に連動させる仕組みを体の中に作っていきます。
掩手(えんしゅ)逆雲手
掩手は、雲手を逆回転させた動きで一般的には逆雲手を呼ばれています。(当門での正式名称は圏猿手)
基本功としては、雲手と同じく(雲手とは逆回転ですが)螺旋勁を左右の立円に変換する仕組みを作ります。
技法的には、両手の2台の草刈り機が、相手の攻撃を刈り取り、巻き取る動作です。陳式太極拳の掩手捶や楊式太極拳の摟膝拗歩の打法応用で用いられています。
太極拳の基本技法
太極拳の基礎練功法や基本功の習得が進めば、太極拳の基本技法を学んでいく段階に入ります。
太極拳の基本技法は、基本功で学んだ直勁と螺旋勁を組み合わせたり、発展させる事によって構成されています。
当会の太極拳の技法の特徴は、套路の動きで内功を身に付け、技法としては内功そのものを動かした動作となります。
以下に紹介する基本技法の動画では、套路の動き、内功そのものの動き、内功による瞬発力の順番で行っています。
陳式太極拳 懶扎衣(らんざつい)
内功の動きを見ると、身体内で発生させた螺旋状の力を上へ持ち上げ、さらに絞り込んでドリル状の力とし、最後に右掌へと集約しています。
このドリル状の力のことを纏絲勁(てんしけい)と言います。
相手の頭部を掌で打つ、針で突き刺すような打法が特徴です。
また、懶扎衣には打法以外にも、摔法(投げ技)や擒拿(関節技)としての用法も多数あります。
懶扎衣の型の分解動作や他の用法例は、【懶扎衣の研究】 のページで解説しています。
陳式太極拳 六封四閉(ろくふうしへい)
六封四閉は、懶扎衣を応用、かつ発展させた技法で、上段の懶扎衣に対し、中段を想定した技法です。
内功の動きを見ると、途中までは懶扎衣と同様の軌道で、そこから逆纏絲をかけ、中段に斬りこむように発しています。
六封四閉にも摔法など多種多様な用法例がありますが、ここでは双按による推撃を紹介します。
押す事自体に意味はありませんが、足元に段差などがあった場合は、相手は転倒する事となり、摔法(投げ技)と同様の効果があります。
六封四閉の型の分解動作や他の用法例は、【六封四閉の研究】 のページをご覧下さい。
陳式太極拳 斜行拗歩(しゃこうようほ)
斜行拗歩は、身体内で発生させた螺旋勁を横方向への開勁として活用しています。
また実用時は、前方の一点へと集中し、鞭のような打法が特徴です。
この技法では、掴まれた手首から纏絲をかけ、その力を渦巻き状に腕から体へと伝え、相手を回転させて崩しています。
斜行拗歩の型の分解動作や他の用法例については、【摟膝拗歩と斜行拗歩】のページをご参考下さい。
このように、相手との接触点で化勁を用いて抵抗を無くし、かつ自分の体内で発生させた力を、相手に作用させて崩すのが伝統太極拳の技法の特徴です。
他の太極拳の技法例は、以下のページにまとめています。興味のある方はご覧下さい。
〇 陳式太極拳の用法例は、【陳式太極拳の技法研究】で紹介しています。
〇 楊式太極拳の技法は、【楊式太極拳の技(用法)】にまとめてあります。
太極拳の基礎套路(型)
上記で紹介した太極拳の各技法をつなげたものが、太極拳の套路(型)となります。
本項では、当会の指導員による、初心者向けの太極拳の基本套路を紹介します。
陳式太極拳 基礎套路(型)
初心者用に編成した陳式太極拳の基礎套路です。拳譜(型の順番)は、全八式、以下の通りです。
1 起勢 2 金剛搗碓 3 懶扎衣 4 六封四閉 5 単鞭 6 白鶴亮翅 7 掩手捶 8 収勢
楊式太極拳 基礎套路(型)
こちらも初心者用に編成した楊式太極拳の基礎套路です。拳譜(型の順番)は、全9式、以下の通りです。
1 起勢 2 攬雀尾 3 単鞭 4 提手上勢 5 白鶴亮翅 6 左摟膝拗歩 7 進歩搬欄捶 8 十字手 9 収勢
当会の套路練習の特徴は、単に型の順番を覚えるのではなく、一つ一つの技法を確実に身に付けていくところにあります。
太極拳の基礎教程のまとめ
ここまで、当会の太極拳の初級クラスの内容を抜粋して紹介してきました。
冒頭でも紹介しましたが、当会の伝統太極拳の練習体系の特徴は、その門派の核となる基本があり、その基本を応用、発展する形で、套路(型)や技法、武器術といったものが存在しているという事です。
この段階では、太極拳の基本である姿勢や身体を動かす仕組み(内功)を正確に身に付け、次の中級教程に進む準備を行っていきます。
当会の太極拳を学んでみたいと思った方は、【受講案内】のページをお読み下さい。
当会の中級クラスの内容を見たい方は、
をクリックして続きをご覧下さい。太極拳の中級教程では、以下のような内容を習得していきます。
- 中級教程の功法の習得
- 初級、中級、伝統套路の習得
- 中国武器術(太極剣や太極刀)の習得
- 太極拳の推手や対練
- 太極拳の化勁の習得
また武術教程として、太極拳の実用技法の研究なども行っています。